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「KATANAって不人気なんでしょ?」そんな声を耳にしたことはありませんか?
スズキが誇る伝説のバイク「KATANA(カタナ)」は、1980年代に世界を驚かせた初代モデルの復活版として登場しました。日本刀をイメージした独特のデザインと、スーパースポーツ由来の高性能エンジンを備えたこのバイクは、熱狂的なファンを持つ一方で、「気持ち悪い」「売れていない」など否定的な意見も存在します。
しかし実際には、発売当初に年間販売目標を大きく上回る受注を獲得し、現在もコアな支持層に支えられて販売が続く人気モデルです。
国土交通省の統計によると、国内の401cc以上の大型バイク保有台数は増加傾向にあり、ネオレトロモデルの需要も拡大しています。
本記事では、KATANAが「不人気」と言われる理由や、実際の販売状況、オーナーから寄せられたリアルな評判、不具合情報まで徹底的に解説します。
これを読めば、購入前に知っておきたいKATANAの魅力と真実がわかり、後悔のないバイク選びができるでしょう。
目次
スズキKATANAは本当に不人気?【評判と現状を徹底解説】
スズキKATANAは、発売以来そのデザインとコンセプトで大きな話題を集めてきました。一方で、ネット上では「不人気」「売れていない」といった声が目立ちます。では、実際の販売状況はどうなのでしょうか。
スズキが2019年5月に発表した公式リリース【スズキ公式】によると、年間販売目標は1,000台と設定されていました。さらに、二輪専門メディア【Bike News】では、発売からわずか1ヶ月で年間目標の2倍となる2,000台以上の受注を記録したことが報じられています。これは「不人気」という言葉とは真逆の、熱狂的な支持を示す数字です。
しかし、その後はライバル車であるカワサキZ900RSの存在が大きく、比較されることでKATANAの販売規模が小さく見えてしまうという側面もあります。Z900RSは【カワサキ公式】で紹介されているように、クラシカルなデザインと実用性で幅広い層から支持を獲得しています。
さらに、日本全体の大型二輪市場の動向を確認するには、国土交通省が公開している自動車保有車両数統計が参考になります。
最新の【国土交通省 統計PDF】では、「二輪 小型二輪車(250cc超)」と「二輪 軽二輪車(125cc超~250cc以下)」の保有台数が毎月更新されています。
これらのデータからも、401cc以上の大型バイク保有台数は近年増加傾向にあり、リターンライダー層を中心に市場が拡大していることが確認できます。
結論として、KATANAは「不人気」という単純な言葉では語れません。実際には、発売当初から強い需要があり、現在も熱心なファンに支えられるモデルです。本章では、この評価が二極化する背景を、公式データとオーナーの声をもとに詳しく解説していきます。
KATANAが「気持ち悪い」と言われる理由とデザイン論争
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スズキKATANAは、日本刀をモチーフとした独自のデザインで1980年代に世界を驚かせた初代モデルの精神を継承しています。その鋭いラインと攻撃的なフォルムは、他のバイクにはない圧倒的な個性を放ち、多くのファンを魅了してきました。しかし、その強烈な個性が原因で「気持ち悪い」「奇抜すぎる」といった否定的な意見も一定数存在します。
初代KATANAはドイツのターゲットデザイン社による革新的なスタイリングで登場し、当時の日本車にはなかった大胆な造形で話題となりました。1980年のケルンショーで発表されたこのデザインは、世界のバイクデザイン史に名を刻む一方で、「万人受けしない」という宿命も背負うことになりました。
現代版KATANAもまた、初代の象徴である鋭利なシルエットを現代風に進化させており、丸型ライトが主流のネオレトロバイク市場では非常に異質な存在です。特にライバル車であるカワサキZ900RSはクラシカルなデザインで誰にでも受け入れられやすく、比較されることでKATANAがより尖った印象を与えています。
SNSや口コミサイトでは、次のような意見が散見されます。
-
「唯一無二のデザインが最高」「初代を知っているからこそ刺さる」
-
「前から見ると違和感がある」「攻撃的すぎて自分には合わない」
このように評価が二極化する背景には、ライダー層の年齢や好みの差も影響しています。
国土交通省自動車保有車両数統計によると、401cc以上の大型二輪車保有台数は年々増加しており、特に40~50代のリターンライダーが市場を牽引しています。
この世代はクラシカルで丸みを帯びたデザインを好む傾向があり、Z900RSのようなデザインが「安心感」を与える一方、KATANAのシャープで近未来的な造形は「挑戦的すぎる」「乗るのに勇気がいる」という印象を持たれやすいのです。
結論として、KATANAが「気持ち悪い」と言われる理由は、独創的なデザインが強烈に好みを分けることにあります。
万人受けするZ900RSとは対照的に、KATANAは「刺さる人には深く刺さる」唯一無二の存在なのです。
「KATANAと迷うなら【Z900RSカフェはなぜ不人気?選ばれにくい3つのポイントと魅力も解説】を参考にして下さい。
KATANAの評判まとめ|オーナーのリアルな声
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スズキKATANAは、オーナーからどのように評価されているのでしょうか。バイク情報サイト【ウェビック】の統計データをもとに分析すると、以下のような特徴が見えてきます。
評価項目 | 平均満足度(5点満点) | 特徴 |
---|---|---|
ルックス | 4.71 | 購入動機の大半が「見た目の魅力」 |
走り | 4.62 | スポーツ走行からツーリングまで高評価 |
燃費 | 3.27 | タンク容量12Lのため航続距離が短い |
メンテナンス性 | 3.22 | マフラー脱着が難しく整備性に課題 |
積載性 | 1.9 | 収納スペースがほぼゼロ |
総合評価 | 3.55 | 賛否は分かれるが概ね満足度は高い |
このデータからわかるのは、KATANAは実用性よりもスタイルと走行性能を重視するバイクだということです。
特に「ルックス」と「走り」は突出して高評価で、多くのオーナーが「デザインに惚れ込んで購入した」という声を寄せています。
一方、ネガティブな意見は「燃料タンクが小さい」「収納が皆無」という実用面に集中しています。航続距離が200km前後しかないため、長距離ツーリングでは給油回数が増える点が不満として挙げられます。
ただし、この欠点はKATANAの設計思想と表裏一体です。スズキはこのバイクを「スタイル優先」で開発しており、実用性を犠牲にしてでもデザインと走行性能を優先しています。
そのためオーナーの中には「不便ささえも含めて愛している」という声が多く見られ、欠点が必ずしも購入後の後悔にはつながっていません。
カタナは「売れない」と言われるが実際の販売状況は?
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ネット上では「KATANAは売れていない」という声も見かけますが、実際には発売当初から高い需要がありました。
スズキが2019年5月に発表した公式リリースでは、年間販売目標を1,000台と設定していました。
その後、二輪専門メディア【Bike News】によると、発売からわずか1ヶ月で2,000台以上の受注を獲得し、目標を大幅に上回ったことが報じられています。
また、2023年度の401cc以上の大型バイク販売台数ランキングでは、KATANAを含むGSX-S1000シリーズが合計で1,284台を販売し、トップ10入りを果たしています。
これは国土交通省の自動車保有車両数統計からも確認できる大型二輪市場の拡大傾向と一致しており、一定の販売数を維持していることを示しています。
「売れない」という評価は、主にライバル車であるZ900RSが圧倒的な販売台数を誇るため、相対的にKATANAが小さく見えてしまうことが原因です。
Z900RSはクラシカルなデザインで幅広い層に支持されるマス向けモデルであり、KATANAはコアな層に刺さるニッチモデルという立ち位置の違いが数字に表れています。
新型カタナの評判は?旧型との比較ポイント
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スズキKATANAは1980年代に登場した初代モデル「GSX1100Sカタナ」の復活モデルとして2019年に発売されました。初代カタナは、当時のバイクデザインに革新をもたらした伝説的な存在であり、日本刀をイメージした鋭利なデザインが世界中のライダーを驚かせました。しかし、同時にその前衛的なスタイルは賛否を呼び、「唯一無二であるがゆえに好き嫌いが分かれる」という宿命を背負っていました。
2019年に登場した新型KATANAは、単なる復刻版ではなく、現代の技術と安全性を兼ね備えた新世代モデルです。初代モデルの象徴である「刀」のデザイン思想を受け継ぎつつ、フレームやエンジンは最新仕様にアップデートされています。特に、安全装備としてABS(アンチロック・ブレーキ・システム)、トラクションコントロール、電子制御スロットルなどを搭載しており、現代の大型二輪車として十分な性能を発揮します。
項目 | 初代GSX1100Sカタナ | 新型KATANA |
---|---|---|
発売年 | 1981年 | 2019年 |
エンジン | 空冷直列4気筒 1,074cc | 水冷直列4気筒 998cc |
安全装備 | なし | ABS・トラクションコントロール標準搭載 |
出力 | 約111ps | 150ps |
ターゲット層 | 幅広い層 | コアなファン・リターンライダー |
オーナーの口コミを見ても、「初代と新型は全く別物として考えるべき」という意見が多く見られます。
初代はそのデザインと存在感で「所有すること自体に価値がある」バイクでしたが、新型はツーリングや日常使用でも快適に乗れる実用性を備えており、「走る楽しさ」と「所有欲」を両立しています。
また、初代モデルは現代基準では安全装備が皆無に等しいため、現代の道路事情を考えると日常的に乗るにはリスクが高いのも事実です。そのため、旧型はコレクターズアイテムとして、現代の公道でアクティブに楽しむなら新型を選ぶというユーザーが増えています。
口コミでは、
-
「旧型のデザインへのリスペクトを感じる」
-
「安全装備が充実していて長距離ツーリングでも安心」
-
「初代と新型は似て非なる存在、別物として楽しむべき」
といった声が多く、新型は単なるリバイバルではなく、現代に適応した新しいKATANAとして高い評価を得ています。
KATANAは「かっこ悪い」?デザイン評価を徹底分析
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スズキKATANAの購入動機で最も多く挙げられるのは「デザインへの惚れ込み」です。ウェビックのレビューによると、ルックス評価は4.71/5と非常に高く、多くのオーナーが「唯一無二のデザイン」に強く惹かれて購入しています【ウェビック】。
しかしその一方で、「かっこ悪い」という否定的な意見も一定数存在します。この評価が分かれる理由を詳しく分析すると、以下の3つの要因が浮かび上がります。
1. 独創的なデザインが好みを分ける
KATANAは日本刀をモチーフにしたフロントマスクやタンク形状が特徴で、他社にはない鋭利なシルエットを持ちます。この大胆なデザインは一部のライダーにとって強烈な魅力となりますが、クラシカルな丸型ライトが主流のネオレトロバイク市場では異端視されることもあります。
初代KATANAが1980年代に賛否両論を巻き起こした歴史は、新型にもそのまま受け継がれているといえます。
2. Z900RSとの比較で際立つ個性
ライバル車であるカワサキZ900RSは、誰にでも受け入れられやすいクラシカルなデザインで、幅広いライダー層に人気があります。
これに対し、KATANAはモダンで攻撃的なデザインのため、両車を並べると「王道」対「挑戦的」という対比が明確になります。Z900RSを好む層からは「KATANAは攻撃的すぎて馴染めない」という意見が出やすい傾向があります。
3. ライダー層とデザイン嗜好の差
国土交通省の自動車保有車両数統計によると、401cc以上の大型バイクは40~50代のリターンライダーが中心層となっています。この世代は、昔ながらの丸目ライトや伝統的なデザインを好む傾向が強く、クラシカルな外観を持つZ900RSは安心感を与えます。
一方で、KATANAは現代的で尖ったデザインのため、「自分には少し派手すぎる」と感じるライダーが一定数存在します。
スズキKATANAは本当に不人気?スペックと不具合・性能面のチェック
スズキKATANAは、スーパースポーツGSX-R1000譲りの高性能エンジンを搭載し、街乗りから高速ツーリングまで幅広く対応できるプレミアムネイキッドモデルです。最新モデルではABSやトラクションコントロールなどの安全装備も標準搭載され、リターンライダーにも安心感を与えます。
一方で、オーナーの口コミでは燃料タンク容量の小ささや収納スペースの少なさなど、実用面での不便さが指摘されています。また、クラッチの重さやハンドル切れ角の小ささといった扱いづらさも課題として挙げられます。
この章では、KATANAの基本スペックや排気量の違い、燃費性能や足つき性、さらにユーザーが報告している不具合や改善ポイントを詳しく解説していきます。
KATANAは万人受けするモデルではないものの、性能とデザインに特化した「尖った一台」です。ここからは、その魅力と課題を具体的に見ていきましょう。
スズキKATANAの主要スペック|排気量・性能・価格
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スズキKATANAは、スーパースポーツGSX-R1000譲りの「K5エンジン」を搭載したプレミアムネイキッドモデルです。
初代モデルが持つ日本刀をイメージしたデザイン思想を継承しつつ、現代技術を融合させており、スポーツ走行からツーリングまで幅広いシーンで活躍できるバイクとなっています。【スズキ公式 KATANA製品ページ】
以下が現行モデルの主要スペックです。
項目 | 数値 |
---|---|
エンジン | 水冷直列4気筒 DOHC 998cc |
最高出力 | 150ps / 11,000rpm |
最大トルク | 10.8kgf・m / 9,250rpm |
車両重量 | 215kg |
シート高 | 825mm |
燃料タンク容量 | 12L |
価格(税込) | 約1,606,000円~ |
エンジンは、スーパースポーツ「GSX-R1000」から継承した名機「K5」をベースとしており、低回転域では扱いやすく、中高回転域ではスポーツ走行に必要なパワーを発揮します。
特に7,000rpmを超えたあたりから一気に加速するフィーリングは、オーナーからも「ワープするような加速感」と高く評価されています。
安全装備も現代仕様に進化しており、ABSやトラクションコントロール、電子制御スロットルが標準装備されています。これにより、リターンライダーや大型バイク初心者でも安心して乗ることが可能です。
一方で、燃料タンク容量が12Lとやや小さいため、航続距離は200km前後に留まります。ツーリングユーザーは給油計画を立てて走行する必要があります。
また、シート高が825mmとやや高めなので、足つき性に不安があるライダーは購入前に試乗やまたがり確認が必須です。
KATANAの排気量は?750と1000の違いを比較
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KATANAには国内で販売されている1000ccモデルと、海外市場向けの750ccモデルがあります。
日本国内では1000ccモデルのみが販売されていますが、ヨーロッパなど一部の国では免許制度や保険料の関係で750ccモデルも選択肢として提供されています。
以下は両モデルの主なスペック比較です。
項目 | 750モデル | 1000モデル |
---|---|---|
排気量 | 750cc | 998cc |
最高出力 | 約110ps | 150ps |
車両重量 | 約210kg | 215kg |
シート高 | 約810mm | 825mm |
燃料タンク容量 | 17L | 12L |
対象市場 | 欧州など海外市場 | 日本国内・海外 |
750ccモデルは出力を抑え、シート高や車重もやや軽く設定されており、中級ライダーでも扱いやすい仕様です。燃料タンク容量も17Lと1000ccモデルより大きいため、航続距離も長めです。
一方、1000ccモデルは150psのハイパワーと、スポーツ走行を前提としたチューニングが特徴で、上級ライダーやハイパフォーマンスを求めるユーザー向けに設計されています。
この違いは、各国の二輪車免許制度や税制にも関係しています。たとえば欧州ではA2免許という中型限定免許があり、750ccクラスは保険料や維持費を抑えやすいため人気があります。
国内では401cc以上の大型二輪が増加傾向にあり、ハイパワーモデルの需要が拡大していることから、1000ccモデルのみを販売する形となっています。
購入検討時には、
-
1000ccモデル:国内正規販売、パワー重視、最新装備搭載
-
750ccモデル:海外仕様、パワー抑制、扱いやすさ重視
という違いを理解して選ぶことが重要です。
輸入販売店を通じて750ccモデルを手に入れることも可能ですが、整備性やパーツ供給、保険料などの条件を事前に確認する必要があります。
総じて、日本国内では1000ccモデルが主流であり、スズキが想定するKATANAの本来の姿を楽しむなら1000ccを選ぶのが無難です。
スズキKATANAの燃費性能と実燃費レビュー
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スズキKATANAは高性能エンジンを搭載しているため、燃費性能はスポーツネイキッドバイクとしては標準的な水準です。
オーナーの口コミによると、平均実燃費は17〜19km/L前後という声が多く、ツーリング時に丁寧なスロットル操作を心がければ20km/Lを超えることもあります。
一方で、燃費自体は悪くないものの、最大の課題は燃料タンク容量が12Lと小さいことです。
例えば、燃費18km/Lで計算した場合、満タンでも走行距離は約200〜220km程度となり、ツーリングでは給油回数が増える傾向があります。これにより、長距離ツーリングではこまめな給油計画が必須となり、「ツーリング途中でガソリンスタンドを探すストレスがある」という口コミも目立ちます。
なお、燃費に関しては走行シーンによる変動も大きいです。
-
市街地走行中心:15〜17km/L
-
郊外・ツーリング中心:18〜21km/L
-
高速道路を一定速で巡航:20km/L前後
市街地ではストップ&ゴーが多く、エンジン回転数も上下するため燃費が悪化します。逆に、高速道路や郊外ツーリングでは燃費が安定しやすく、航続距離も少し伸ばせます。
国土交通省が公開している自動車燃費一覧では、車種別に燃費データが掲載されています。KATANAはWLTCモード燃費ではなく、実走行に基づく数値を参考にする必要があります。
また、給油頻度が多いことは、タンク容量の少なさと直結しており、設計思想として「軽量化」と「デザイン優先」を重視した結果といえます。
オーナーからは、
-
「燃費自体は悪くないがタンクが小さい」
-
「200km走る前に給油ランプが点くのでツーリング時は計画必須」
といった声が多く寄せられています。
そのため、ツーリングユーザーは、給油ポイントを事前に地図アプリやナビで確認しながら走ることが推奨されます。燃費自体は悪くないため、長距離を頻繁に走るライダーにとっては「航続距離の短さ」が最大の課題となります。
KATANAの足つきは悪い?身長別シミュレーション
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スズキKATANAは、シート高が825mmと大型ネイキッドバイクの中でもやや高めの設定になっています。
このため、足つき性はライダーの身長や体格によって大きく印象が変わります。特に日本人の平均身長(男性約171cm、女性約158cm)と比較すると、170cm前後では片足しかしっかり着かないというケースも少なくありません。
以下は身長別のシミュレーション目安です。
身長 | 足つきイメージ |
---|---|
160cm未満 | 両足つま先でも接地困難、取り回しに不安 |
165cm | 両足つま先がわずかに接地、停車時は不安定 |
170cm | 片足しっかり接地、両足はかかとが浮く程度 |
175cm以上 | 片足ベッタリ、両足はしっかり接地 |
口コミでも、「170cmで片足は安定するが、両足はかかとが浮く」という意見が多く、160cm台前半のライダーでは足つきに苦労するという声が目立ちます。
また、ハンドル切れ角が少ないため、Uターンや狭い駐車場での取り回しに不安を感じるライダーもいます。重量が215kgあるため、足つきと合わせて取り回しのコツを身につけることが重要です。
401cc以上の大型二輪車はリターンライダー層(40~50代)が中心であり、この世代は身長170cm前後が平均的です。そのため、KATANAの足つきは平均身長で「やや厳しいが慣れれば問題ない」という評価が多くなっています。
対策としては、以下の方法が効果的です。
-
ローシートや足つき改善キットを導入
-
車高調整サスペンションに交換
-
停車時は片足重視で支えるポジションを意識
特に160cm台前半のライダーは、購入前に必ず実車で足つきを確認することが推奨されます。
大型バイクの購入は「実際の足つき感」が安全性にも直結するため、試乗やまたがり体験は欠かせません。
結論として、KATANAは足つき性が万人向けではありませんが、170cm以上であれば日常走行に支障は少なく、165cm程度でも慣れと装備次第で十分乗りこなせます。
カタナの不具合は多い?よくあるトラブルと対策
スズキKATANAは高性能エンジンと先進的な電子制御を搭載したプレミアムネイキッドモデルですが、オーナーの口コミやレビューを確認すると、いくつかのよくある不具合や不満点が報告されています。ここでは代表的なものを紹介し、それぞれの対策もあわせて解説します。
1. クラッチが重い
最も多く挙げられる声がクラッチレバーの重さです。
価格.comのレビューでも「クラッチはそれなりに重い」という意見が確認できます。【価格.com】
特に市街地走行や渋滞時は頻繁にクラッチ操作を行うため、手首や握力への負担が大きく、疲れやすい傾向があります。
対策としては、
-
社外品の軽量クラッチキットの装着
-
レバーを可変式タイプに変更し、操作感を改善
-
定期的な油圧クラッチメンテナンスで作動性を向上
といった方法が有効です。
2. ハンドル切れ角が小さい
KATANAはスポーツ志向の設計のため、ハンドルの切れ角が少なめで、取り回しが難しいという声が多数あります。
BikeBrosのレビューでも「Uターンや駐車場での取り回しに不安を感じる」という意見が確認できます。【BikeBros】
重量が215kgあるため、低速での転倒(立ちゴケ)には特に注意が必要です。
取り回しが苦手な方は、無理にUターンをせず、広いスペースを利用したり、降車して押すなどの工夫が推奨されます。
3. 収納スペースがほぼゼロ
KATANAはデザインを優先しているため、シート下にほぼ収納スペースがありません。
ツーリング時には積載量不足に悩むユーザーも多く、リアキャリアやサイドバッグを後付けすることで解決するケースが多いです。
4. 航続距離の短さ
燃費自体は17〜19km/L前後と悪くありませんが、燃料タンク容量が12Lと小さいため、航続距離は約200km程度に限られます。
長距離ツーリングでは、給油計画を事前に立てておく必要があります。
注意点
これらの不具合はオーナーの口コミに基づく情報であり、公式サイトや国土交通省のリコール情報では現時点で「クラッチ重さ」「ハンドル切れ角」などに関する公式発表はありません。
つまり、リコール対象ではなく、設計上の特徴と考えられます。
新型カタナに特有の不具合はある?改善点と注意点
新型KATANAは2019年に登場して以来、毎年マイナーチェンジを重ねており、初期型で指摘された課題が少しずつ改善されています。
ここでは、発売当初によく話題となった「ドンツキ(スロットルレスポンスのギクシャク感)」などの課題と、スズキが行った改良について解説します。
1. 発売初期に多かった「ドンツキ」
2019年発売当初、多くのオーナーから「スロットルを開け始めるとガクガクとした挙動が出る」というドンツキ現象が報告されました。
これは電子制御スロットルの設定に起因するもので、低速走行時や渋滞時に扱いづらいと感じるユーザーが多かったようです。【forR】
2022年以降のモデルでは、ECU(エンジンコントロールユニット)のマッピングが改善され、スロットルレスポンスがスムーズになったとの報告が増えています。
実際に試乗レビューでも「新型ではドンツキがほぼ解消された」という声が確認できます。
2. ハンドルポジションと長距離快適性
初期型はハンドル位置が低く、スポーツライディングには適していましたが、長距離ツーリングでは肩や腰に負担がかかるという意見が見られました。
2023年モデル以降では、ハンドル位置が微調整され、快適性が向上しています。
3. 電子制御の進化
最新モデルでは、トラクションコントロールやABSなどの電子制御システムが進化しており、雨天時や滑りやすい路面でも安定した走行が可能になっています。
4. 公式リコール情報について
国土交通省のリコール情報およびスズキ公式のリコール検索で確認したところ、クラッチやスロットルレスポンスに関するリコールや改善対策は現在のところ発表されていません。
したがって、これらはリコール対象ではなく、設計上の特性やモデルごとの差異に起因するものであると考えられます。
購入検討者へのアドバイス
新型KATANAを検討する場合は、以下を確認することが重要です。
-
購入する年式を確認し、改良点を理解する
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ECU更新やハンドルポジション変更が行われているか販売店に確認する
-
試乗して自分の走行スタイルに合うかを体感する
まとめ:スズキKATANAは本当に不人気なのか?
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「不人気」という評価は誤解されがち
-
発売初月で年間販売目標1,000台の2倍以上(約2,000台)を受注
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ライバルZ900RSと比較されることで、販売数が少なく見える傾向がある
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KATANAは万人受けしないがコアな支持層が存在
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尖ったデザインが賛否を分ける
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Z900RSが「王道」、KATANAは「挑戦的なデザイン」という対比が鮮明
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主要スペックと性能
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GSX-R1000譲りの998cc「K5エンジン」を搭載
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最高出力150ps、車重215kg
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安全装備:ABS・トラクションコントロール標準搭載
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排気量ラインナップ
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国内は1000ccモデルのみ
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海外には750ccモデルが存在し、免許制度により人気
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燃費と航続距離
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実燃費は平均17〜19km/L
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タンク容量12Lのため航続距離は約200kmと短め
-
長距離ツーリングでは給油計画が必須
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足つきは170cm以上が目安
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シート高825mmでやや高め
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165cmではつま先立ち、160cm台前半は取り回しに注意
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購入前に試乗で確認が推奨される
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よくある不具合(口コミベース)
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クラッチが重い → 可変レバーや軽量キットで対策
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ハンドル切れ角が小さく取り回しに不安
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収納スペースがほぼゼロ
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航続距離が短い
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新型での改善点(公式発表なし)
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発売初期にあった「ドンツキ(スロットル挙動)」は2022年モデル以降で改善
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ハンドル位置の調整で長距離走行時の快適性向上
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【国土交通省】リコール情報では現時点でクラッチやドンツキに関するリコールは未確認
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総合評価
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KATANAは万人受けするバイクではないが、デザインに惚れ込んだライダーにとっては唯一無二の存在
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「不人気」というレッテルは、ライバル車との比較による相対的な評価に過ぎない
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