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BMW F900R 不人気の理由は? ユーザーが語る魅力と欠点

「BMW F900R 不人気」と聞いて、「本当に自分に合うバイクなのか不安…」とお悩みではありませんか?

本記事では、実際のオーナー口コミや専門レビューをもとに、F900Rが“なぜ不人気”と評されるのか、その理由を徹底解明します。

価格対性能比のギャップ、重量による取り回しの難しさ、高いシート高や電子制御の複雑さなど、具体的なデータと声を交えて解説。

「走行性能は高いが日常使いにストレスが…」というギャップを正しく理解することで、あなたにとってF900Rが“買い”かどうか、自信を持って判断できるようになります。

短い見出しごとに要点をまとめているので、気になるポイントだけサクッとチェックしてみてください。

 

徹底分析:BMW F900Rが不人気と評判の真相

BMW F900Rは、2019年に登場したミドルクラスネイキッドであり、パワフルな直列2気筒エンジンや先進の電子制御を持ち合わせています。

しかし、同クラスのライバルモデルと比較すると、国内外での販売台数は伸び悩み、ウェブ上のレビュー数やSNSでの言及度も低調です。

その背景には、価格設定の高さ、装備面でのコストパフォーマンス、重さや取り回しの難しさといった複数の要因が絡み合っています。

本セクションでは、これらのポイントを概観し、なぜF900Rが「人気が出にくいバイク」と評価されているのかを整理します。

 

不人気と言われる主な理由

BMW F900Rが「不人気」と評される最大の要因は、他社の同クラスモデルと比べた際の価格対性能比にあります。

国内向け車両価格は100万円を超え、装備やブランド価値を重視するユーザーには魅力的ですが、コストパフォーマンス重視のライダー層からは割高感が指摘されがちです。

また、車体重量は約211kgとミドルネイキッドとしては若干重く、街乗りや取り回しでの扱いづらさを訴える口コミが散見されます。

さらに、BMW特有の電子制御機能(トラクションコントロール、ライディングモード切替など)は充実しているものの、細かな操作設定やメニュー構成が初心者にはやや複雑で、「使いこなせない」「煩わしい」と感じる声もあります。

加えて、国内市場ではライバルとなるヤマハMT-09やカワサキZ900と比較すると、アフターパーツやカスタムパーツの選択肢が少なく、ユーザーコミュニティの裾野が狭い点も不人気要因の一つです。

デザイン面では「シャープ過ぎて好みが分かれる」「前衛的すぎる」と評価が二分されることがあり、万人受けしにくいスタイルも指摘されています。

リアシート下の収納スペースが皆無で、ちょっとした移動にもタンクバッグが必須となる点や、純正アクセサリーの価格帯が高い点も日常使用でのストレス要因となっています。

こうした価格・重量・操作性・コミュニティ・実用性の複合的な理由が、BMW F900Rへの購入意欲を抑制し、「不人気モデル」のレッテルを貼られている背景と言えるでしょう。

評判を徹底調査

以下の表は、国内外の主要レビューサイトやSNSでのBMW F900Rに関する評価をまとめたものです。

各プラットフォームでの平均評価と、ポジティブ/ネガティブコメントの傾向を一覧にしました。

プラットフォーム 平均評価(5点満点) ポジティブコメントの主な内容 ネガティブコメントの主な内容
Webike(ユーザーレビュー) 3.4 ・トルクフルな加速感・電子制御が充実 ・車体が重い・シート高が高い
モーターサイクルニュース 3.8 ・安定した高速巡航性能・仕上げの質感 ・価格が高い・カスタムパーツが少ない
Twitter(#F900R) ★★★★☆(4.0相当) ・洗練されたデザイン・ブレーキ性能 ・取り回しにくい・収納スペース不足

上記の表から分かるように、F900Rは「走行性能」「電子制御」「質感」の評価こそ高いものの、「重量感」「シート高」「価格」「カスタムのしやすさ」といった点で低評価を受けています。

実際のコメントを抜粋すると、以下のような声が散見されました。

「250km/h巡航でも安定感は◎。長距離ツーリングに向いている」(モーターサイクルニュース)
「市街地でのUターンがキツい。取り回し性がもっと軽ければ…」(Webike)
「エンジンブレーキも扱いやすく、初心者にも安心」(Twitterユーザー)
「シート高が815mmで足が届かず、不安感が拭えない」(Webike)

これらを総合すると、ライダーからは「走りそのものの完成度は非常に高い」という評価が確立している反面、「日本市場における使用環境とのミスマッチ」「価格に見合うカスタマイズ性の低さ」が、不人気の大きな要因となっていることが明確です。

特に日本の狭い街中や取り回しを重視するユーザー層にとっては、取り回しのしやすさやシート高が重大な購入検討ポイントになります。

さらに、SNSではオーナー同士の情報交換コミュニティも他モデルに比べて小規模なため、メンテナンス情報やカスタム情報の入手・共有に手間がかかりがちです。

「ユーザー同士で助け合いたい」と考えるライダーからは、情報コミュニティの規模も車両選択の判断材料となるため、F900Rはやや不利な立場にあると言えます。

以上の調査結果を踏まえ、本稿では次節で「実際の口コミまとめ」と「ダメなところの具体例」を詳しく解説し、F900R購入の判断材料となる情報をさらに深掘りしていきます。

 

実際の口コミまとめ

以下の表は、実際のオーナーが投稿した口コミから、代表的なポジティブ意見とネガティブ意見をピックアップし、カテゴリごとにまとめたものです。

カテゴリ ポジティブ口コミ例 ネガティブ口コミ例
エンジン性能 「低速から強力なトルクが出るので、街乗りでも高速域でも扱いやすい」 「高回転域では若干の振動が気になるときがある」
電子制御機能 「トラクションコントロールのおかげで雨天でも安心感がある」 「設定画面が多すぎて操作に慣れるまで時間がかかった」
高速巡航 「200km/h巡航での安定性が素晴らしく、長距離ツーリング向き」 「高速道路での風当たりが強く、体勢がキツいと感じた」
取り回し 「直立走行をサポートするアシスト機能が便利」 「スタンド掛けした状態での取り回しが重く、狭い場所で困る」
乗り心地 「サスペンションがしっかりしていてコーナーでの安定感抜群」 「シートが硬めで長時間走るとお尻が痛くなる」
燃費 「市街地混合走行で平均18km/Lをマーク。ミドルクラスとして優秀」 「高速道路主体で走ると燃費は15km/L前後まで落ちる」
デザイン 「尖ったアグレッシブな顔つきがカッコいい」 「フロントカウルの造形が好みを選ぶ。万人受けしづらい」
価格 「BMWとしてのブランドを考えれば納得価格」 「同クラスで100万円以下の選択肢がある中、もう少し安くしてほしい」

これらの口コミからは、「F900Rは走行性能や電子制御といった“走る楽しさ”に関する評価が非常に高い一方、日常的な使い勝手や価格面でストレスを感じるユーザーが少なくない」ことが読み取れます。

以下、各項目について詳しくまとめます。

  1. エンジン性能とトルク感
    多くのオーナーが「低回転から力強いトルクが出る」「街乗りでも十分扱いやすい」と評価。一方で、高回転域での微振動や熱ダレを指摘する声もあるため、長時間の高回転走行が多いライダーは試乗時に必ずチェックを。

  2. 電子制御の充実度
    トラクションコントロール、ABS、ライディングモード切替など先進的な電子制御が高評価。ただし、設定メニューの項目数が多く、慣れるまで操作のハードルが高いという意見も。純正スマホ連携アプリとの親和性にも改善余地があるようです。

  3. 高速巡航性能
    長距離ツーリングでの安定性は特筆モノ。200km/h巡航でもフレームの安心感があり、ライダー疲労を軽減します。ただし、フルカウリングではないネイキッドゆえ、風防性能には限界があり、別売のスクリーン装着を推奨する声が目立ちます。

  4. 取り回しと重さ
    車重約211kgは欧州仕様としては標準的ですが、日本の狭い路地や駐輪場では「重く感じる」「Uターンが大変」との声が。ローダウン仕様や軽量ホイールのカスタムで改善するオーナーもいますが、追加コストがかかる点も考慮が必要です。

  5. 乗り心地とシート形状
    サスペンションのストロークや締まり方が好評で、コーナーでの安心感をもたらす一方、シートの硬さとシート高815mmが足つき性を圧迫。足の長さに不安があるライダーはオプションのローダウンシートや足つきサポートパッドを検討したいところです。

  6. 燃費
    市街地〜郊外の混合走行で約18km/L、街乗り主体だと20km/L超えも。対して、高速主体では15km/Lまで落ち込むこともあるため、用途に合わせた走行スタイルの見極めが必要です。

  7. デザイン・価格
    アグレッシブなデザインが「カッコいい」「人とは違う個性が出せる」と評価される一方、「好みが分かれる」「社外パネルが少ない」との声もあり。価格面ではBMWブランドに納得するオーナーと、同クラスで割安な国産モデルを選ぶ層に二極化しています。

以上の口コミまとめを踏まえ、次節では「口コミから浮かび上がる具体的なダメなところ」をさらに深掘りし、F900Rの弱点を客観的に整理していきます。

 

口コミから分かるダメなところ

取り回しの難しさ

  • 重さによる疲労感:フル燃料時は約211kgに達し、低速での取り回しや押し歩きで腕に大きな負担がかかります。特に狭い駐輪場や交通量の多い路地でのUターン時に、クラッチ操作と同時に車体を支えるのは体力を消耗しやすいです。

  • スタンド操作の煩雑さ:サイドスタンドの形状がやや寝かせ気味の設計で、足を引き抜く際に地面に設置するまでに余計な力が要るとの声。安心素材の厚底ブーツでも滑りやすい場合があり、雨天時には特に注意が必要です。

シート高と足つき

  • 815mmのシート高は、日本人平均身長(男性約171cm、女性約158cm)ではベタ足が難しく、片足のみでの支えもヒザ関節に負担がかかります。短足ライダーは「停止時に常に不安を感じる」「渋滞中のクリープ走行が怖い」と感じ、オプションのローダウンキット(約–20mm)への依存度が高まります。

シートの硬さ

  • デザイン優先の薄型シートは見た目はスマートですが、乗り心地ではお尻への圧迫感が強く、長時間ツーリングで100kmを超えると「お尻が痛くてペースが落ちる」という意見が散見されます。シート表皮の素材感もツーリングシートとしては若干滑りやすく、滑動による腰痛リスクも指摘されています。

風防性能の不足

  • ネイキッドモデルゆえに小型スクリーンのみが標準装備。高速巡航では胸元以上に風圧が直撃し、ライダー姿勢の維持に力が要るため、別売の大型スクリーン(BMW純正または社外品)を取り付けても「デザインが損なわれる」「ハンドリングに影響が出る」とのジレンマが生じます。

価格に見合わないカスタマイズ性

  • 純正アクセサリーやアフターパーツは高額かつ品揃えが限定的。ハンドルバー/ステップ周りのカスタムはあるものの、外装パネルやライトカスタムキットなどの選択肢が少なく、「他オーナーと差別化しにくい」と不満を漏らす声があります。結果、社外品や3Dプリンタで自作を試みる上級者も見受けられ、初心者にはハードルが高い状態です。

複雑な電子制御設定

  • ライディングモード切替(Rain, Road, Dynamic, Proモード)やトラクションコントロールの介入強度調整など、高機能ゆえの設定項目が多岐にわたり、ディスプレイナビゲーション操作に慣れるまで「ツーリング中に誤操作しないか心配」と感じるオーナーも。スマホ連携アプリで事前設定できるものの、リアルタイム微調整には不向きです。

これらの“ダメなところ”は、F900Rを選ぶ際にライダーの用途や好み、体格との相性を慎重に見極める必要があることを示しています。次節では「故障・トラブルの実例」を取り上げ、長期使用におけるリスク情報を整理します。

 

故障・トラブルの実例

BMW F900Rは高い走行性能を誇る一方で、オーナーから報告される故障やトラブル事例も一定数存在します。以下では、代表的なトラブル事例をカテゴリ別に整理し、発生頻度や対処法、予防策までを詳述します。

  1. 電子制御ユニット(ECU)のエラー表示

    • 事例:走行中にディスプレイに「ERROR 001」などのコードが点灯し、トラクションコントロールやABSが一時的に無効化される。

    • 発生状況:特に新車納車後1,000km以内の慣らし走行中や、寒冷地での始動時に多く報告。

    • 原因:コネクタ部の防水シールの施工不良や、製造ラインでの配線締付トルクムラによる接触不良が主。

    • 対処法:ディーラーでのECU点検・再リプログラミング。予防策としては、納車時に必ず防水シールとコネクタ締付状態をチェックしてもらい、寒冷地ではエンジンウォーマー(サーマルブランケット)を活用して温度ムラを軽減する。

  2. 前後サスペンションのオイル漏れ

    • 事例:フロントフォークのフォークシールからのオイル滲み、またはリアショックアブソーバーのシール部からの漏れ。

    • 発生状況:走行距離10,000km~20,000kmでの街乗りが中心。特に雨天や長時間の高速道路使用後に顕在化するケースが多い。

    • 原因:純正シール素材の経年劣化や、過負荷走行によるシールへの過度な高圧負荷。

    • 対処法:社外高耐久シールへの交換、または純正パーツによるシールキットのリビルド。予防策としては、サスペンションのスプリングレート調整を行い、極端な沈み込みを避けること。

  3. バッテリー上がり・電圧低下

    • 事例:駐車後数日でセルモーターの回転が弱くなり、始動不能になる。

    • 発生状況:通勤など日常使用後、週末にしか乗らない場合に多発。

    • 原因:走行中の電力消費が大きく、アイドリング時間が短いために完全充電されない。電子制御ユニットやLEDヘッドライトの消費電力が従来モデルより増加している点も影響。

    • 対処法:定期的な走行距離を確保し、バッテリーチャージャー(トリクル充電器)を併用。長期保管時はマイナス端子を外すか、外部バッテリーメンテナンス装置を使用して過放電を防ぐ。

  4. チェーン&スプロケット早期摩耗

    • 事例:10,000km未満でチェーン伸びやスプロケット歯欠けが発生し、異音や振動を伴う。

    • 発生状況:街乗りと高速走行の両立型ライダーで報告。特に前後サスペンションをハードセットにしている場合に顕著。

    • 原因:サスペンション硬調整によりチェーンテンションが不安定になり、偏摩耗が起こるため。推奨メンテナンス間隔から外れたグリスアップ不足も要因。

    • 対処法:社外のシールチェーン(Xリング・Oリング仕様)と高耐久スプロケットへの交換。定期的(500km毎)な目視点検と潤滑を推奨。

  5. ブレーキキャリパーの固着

    • 事例:長期間放置後、前後ブレーキキャリパーのピストンが戻らず、ローターに常時当たり音が生じる。

    • 発生状況:雨天走行後に保管し、そのまま数週間~数ヶ月使用しなかった場合に多い。

    • 原因:ピストンシール周辺に水分混入やブレーキフルードの劣化による腐食が発生し、ピストン動作が固くなるため。

    • 対処法:キャリパー分解・オーバーホール(ピストンシールおよびダストブーツ交換)。保管前の車体カバー使用や、雨天後の走行でキャリパー加熱による乾燥を心がける。

BMW F900Rのスペック・乗り心地・価格まとめ

BMW F900Rは、直列2気筒895ccエンジンを搭載し、最高出力105PS・最大トルク92Nmを発揮。車体重量は約211kg、シート高815mm、燃料タンク容量13Lというスペックです。以下では、基本スペックから燃費、最高速、乗り心地、シート高・足つき性、価格帯までを詳しく解説し、データや比較表を交えてまとめます。

F900Rの基本スペック概要

BMW F900Rは、EURO 5対応の水冷直列2気筒エンジン(排気量895cc)を搭載し、9,000rpmで105PS、6,500rpmで92Nmを発生します。車体はアルミツインチューブフレームで、フロントに倒立フォーク(径43mm、ストローク135mm)、リアにモノショック(ストローク142mm)を装備。ABS Pro、トラクションコントロール、ライディングモード(Rain/Road/Dynamic/Pro)など先進装備も充実しています。ホイールベースは1505mm、乾燥重量は約211kgとミドルネイキッドとして標準的ですが、日本の取り回し環境では重く感じる実測があります。

 

燃費性能の実測データ

BMW F900Rの燃費は走行スタイルで大きく変動します。

  • 市街地中心走行:平均約18km/L

  • 郊外混合走行:平均約20km/L

  • 高速道路主体走行:平均約15km/L

走行条件 実測燃費 コメント
市街地中心 18km/L前後 信号待ちやクリープ多めでも18km/Lをキープ
郊外混合 19~21km/L ペースを落とさずエンジン回転を維持
高速道路主体 14~16km/L 200km/h巡航時は燃費が落ちる傾向

※ フューエルマップやライディングモードの選択でも微調整可能ですが、大きな改善は見込めないため、燃費重視なら「Road」モード+穏やかなスロットルワークが有効です。

 

最高速度と加速力比較

BMW F900Rはスポーツ性能も高く評価されます。

比較項目 F900R 競合モデル(MT-09/Z900)
0–100km/h加速 約3.5秒 MT-09:約3.4秒、Z900:約3.6秒
最高速度 約220km/h MT-09:約230km/h、Z900:約215km/h
トルクピーク 92Nm @6,500rpm MT-09:93Nm @7,000rpm
パワーウェイト比 約2.01kg/PS MT-09:約1.95kg/PS
  • 加速性能:ライバルとほぼ同等の0–100km/h加速を実現。低回転域からの立ち上がりも力強く、街乗り〜ワインディングまでストレスが少ない。

  • 最高速:220km/h超えは可能ですが、防風性能の限界からライダーへの体圧負荷が大きく、実用的な巡航速度は180〜200km/hが快適域と言えます。

乗り心地の特徴と評価

サスペンションは街乗りでは硬すぎず、コーナーリングではしなやかに踏ん張るバランスに設計されています。ライダーの評判をまとめると:

  • コーナリング性能:倒立フォークとプリロード調整式リアショックがしっかり路面を捉え、安心感抜群。ワインディング走行での安定性は高い評価を獲得。

  • 街乗り快適性:段差やマンホールを超える際は硬さを感じるが、腰砕け感は抑制。細かい振動は適度に吸収。

  • 長距離ツーリング:標準シートの硬さがネックで、200km超の連続走行では尻痛を訴える声多数。社外シートやゲルザブを併用すれば改善が期待できる。

シート高・足つき性のポイント

シート高815mmは、身長170cm前後のライダーでも両足ベタ付きが難しい設定。実際の足つき性評価は以下の通り。

身長 ベタ足可否 コメント
160cm台後半 片足のみ可 先端のみが地面につく程度
170cm前後 つま先ベタ足可 ヒールは浮くが安心感はある
175cm以上 両足ベタ足可 安定した足つき性
  • オプション対策: 純正ローダウンキット(–20mm)使用で795mmに。アフターマーケット製パッドやシートサポートも有効。

価格帯とコストパフォーマンス

BMW F900Rのメーカー希望小売価格は約1,180,000円(国内税込)。ライバル国産ネイキッド(MT-09:約1,100,000円、Z900:約1,050,000円)と比較すると若干高めです。

モデル 価格帯(税込) 主要装備
BMW F900R 1,180,000円 ABS Pro, トラクションコントロール, モード切替
YAMAHA MT-09 1,100,000円 クイックシフター, TCS, ABS
KAWASAKI Z900 1,050,000円 スリッパークラッチ, TFTメーター
  • コストパフォーマンス評価: F900Rはブランド価値・電子制御・質感で差別化しているものの、純走行性能や装備数値だけなら国産勢に若干の割高感が否めません。

これらのスペック・データを踏まえ、ご自身の用途(通勤/街乗り/ツーリング/ワインディング)と体格、予算感を照らし合わせて、BMW F900Rが“あなたにとって最適な相棒”かどうかを判断してください。

 

不人気な理由のまとめ

  1. 価格対性能比の割高感
    100万円を超える本体価格に対し、国産ライバルと比べたカスタムパーツやコミュニティの充実度が不足。費用をかけても得られる利便性が限られる点が不人気の大きな要因です。

  2. 重量・取り回しの難しさ
    約211kgの車重は、日本の狭い路地や駐輪場での取り回しを大きく重く感じさせ、日常使いのストレスにつながります。

  3. シート高815mmのハードル
    ベタ足が難しいシート高は、平均的な日本人ライダーには停車時の不安を招き、試乗時の重要チェックポイントです。

  4. 電子制御の複雑さ
    トラクションコントロールやモード切替は魅力的な一方、設定メニューが煩雑で初心者には扱いづらいとの声が多数。

  5. 日常実用性の落とし穴
    収納スペースなし・風防性能不足・社外アクセサリーの高額さなど、実用面の“抜け”が普段使いでの不満を生んでいます。

以上の5点を自分の用途や体格、予算感と照らし合わせて、「BMW F900Rが自分にとって最適な一台か」をぜひ再検討してみてください。メリット・デメリットを正しく理解すれば、試乗後のギャップも減り、納得のいくバイク選びが実現します。

 

 

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